「○○しなさい」を言わない!楽になる親子のコミュニケーション
「お母さん。べんきょうってなんのためにするの ?」
息子よ。どうした。(長男は小学校3年生)
勉強よりも身体動かしてなんぼの長男。
止まると死ぬタイプ長男。
周りのお友達がチラホラ塾にでも行きだしたか?
私もオカンに同じ質問を投げかけたことあるけど、その時にはすでに学業的にはオワっていたので
めちゃ怒られました。プロフィールに詳しく書いてるので興味ある方は→★
私が親とのコミュニケーションがうまくいってなかった原因の一つに、両親の職業からくる関係性と言葉使いがあったように思います。
中でも一番アカンかったやつが
「○○しなさい」
こればっかりで、辛かった。
今日は、あえて絶対このワードを使わない私の、「子供とのコミュケーション方法」をご紹介します。
おかげさまで息子たちに声を荒げて怒ることもほとんどありません。
「○○しなさい」と言わない理由
私は子供に
「○○しなさい」とは言いません。
”お母さんはなぜそれをしてほしいと言っているのか”がちゃんとわかれば、そんなえらそーに言わなくてもちゃんと行動してくれるからです。
だって、私だって「○○しなさい」って頭ごなしにエラそうに言われたら、腹立つし反抗もしたくなるしやる気もなくなるもん。
うちの子供たちだって同じちゃうかなって思ってます。
うちは特に男二人なので、私が今、「しなさいババア」だったら中学生くらいになって反抗期を迎えたら子供たちからしたらただの鬱陶しい存在になってしまうのは目に見えています。
大事なコミュニケーションもまともに取れないような親子関係になるのは絶対イラン、と思うのです。
例えて言うと数学の威圧的態度
数学はお好きですか?
算数は好きでした。算数は。
問題が簡単ということもさることながら、問われ方がソフト。
「何個だと思う?」
「何羽いるかな?」
「難しかったら指で数えてみよっか♡」
的な、
問う者が問われている者に寄り添ってる感が、やってみようっていう意欲を引き出してくれています。
ところが、数学になると急に態度が偉そうになります。
え、なんで?めんどくさいなぁ・・・。と言いたくなる上から目線の出題。
これが解けなければ進学できないわけですから、まぁ当時は必死にやっていて気付いてなかった気もしますがこ、こらへんから「○○しなさい」と強制的に問題を解くことを強いられ、数学が敵に見えてきます。
反抗期突入。
もうこうなると、強制ではなく命令ですよね。
今や何を問われているかすらわかりませんが(アホ丸出し)、何も考えずに『なんでそんなことせんなんあかんねん』と言いたくなります。
私は、親子間のコミュニケーションはこれと同じだと思っています。
「早く宿題やりなさい」の持つ負のパワー
頭ごなしに「早く宿題やりなさい」って言われて、
よーし!宿題やるぜオー!
みたいになれる人おられますでしょうか?
これほど宿題に対するやる気を消失させる言葉ってない気がします。
かといって、何も言わないといつまでもやらない、というのはどこの親も共通の悩みです。
宿題をやらない子供に対して親がしてあげられるのは、ガミガミ言って半ば強制的に宿題をさせることではなく、いつどういう風に宿題をやれば寝るまでの時間を有意義に過ごせるかを一緒に考える「コンサル業」に徹することだと思っています。
このコンサル業務がうまくいくとびっくりするくらいお互いノンストレスで過ごせます。
子どもに宿題をさせること(あるいは、ピアノの練習をさせたり、学校で行われる劇の台詞を覚えさせたりすることなど)は親の役目であるかのようにふるまうと、「自分の行動の責任者はほかの誰かである」というシグナルを子どもたちに送ることになるのです。
出典:lifehacker
お母さんが何も言わないと自分で考えない、自分で決められない、自分で行動できない、
のでは困ります。
うにこ流宿題をとっととやってもらうコミュニケーション術
自主的に考えて行動したり、やってほしいことを伝えたりするのにわかりやすい例として日々会話を紹介します。
だいたいこんな感じです
↓↓↓
長男帰宅。
おかえりー
おやつでもたべるー?
ちょっと落ち着かせて家⇔学校の切り替えをしてもらいます。
(おやつ食べながら)
今日さー、○○君と遊んでてさー…
昼休みのドッジボールでさー…
長男
一通り彼の本日のトップニュースを聞いた後
この後の予定は?
今日は5時から体操やけど
うにこ
長男本人にやらなければいけないことの整理と優先順位を考えるという作業をさりげなく促しています。
うーーんと…
んじゃ体操までに宿題やっとくわ。
長男
オッケー。
んじゃお母さんはこれから帰ってきたらすぐご飯食べれるように準備しとくわー。
あ、ごめん、悪いけど洗濯回すから先に洗うもん洗濯機ほりこんどいてくれる?
うにこ
やってほしいことの「いつ」と「なぜ」は明確に。
それと、しゃべりだしにごめんとか悪いねんけどをつけて「依頼」する文章にすると比較的すんなりやってくれます。
はいはーい。
長男
4時40分なったら行くから言うわなー。
それまでに宿題がんばりや―。
うにこ
応援大事。
へーい・・・
長男
ちゃんと時間までに終わったら
え、もう終わったん?
すっごーい!さすがやな!!
うにこ
時間までにできたことを当たり前にしないようにしています。目標達成できたのは褒めポイント。
3割増しでほめおくと次回もスムーズです。
出来てなくても
そろそろ行く時間やねんけど、どうする~?
うにこ
あくまで自分で決めてもらうスタンスをとってます。
まだもうちょっとかかんねんなー・・・
どうしたらいいやろー・・・
長男
んー…
ぎりぎりまで焦ってやってちゃんと考えながらできひんねんやったら、せっかくの宿題がもったいない気もするから、今キリのいいとこで一旦止めて、帰ってから続きするっちゅうのもええんちゃうー?
うにこ
自分で答えが出ないときは「提案」をしています。
宿題の扱いも「やっとくと得するもの」にしています。
せやなー。
続きは帰ってからにするわー。
長男
自分で決めたこと、なので帰って続きに取り掛かるのもスムーズ。
この他、帰ってきてすぐに友達と遊ぶ約束してて飛んで出ていくこともあったりしますが、家を出る前に「予定の確認」は必ずするようにしています。
「帰ったら宿題するわー!」と宣言してから出て行ったら、帰ってきた後もう一度予定の確認の声掛けをしたらあとは自分で勝手に行動に移してくれてます。
「宿題をしなさい」はほぼ言わずに済んでます。
やってほしいこと伝えるときは(お片付けなどもそのうちの一つ)、「○○しといてくれるー?」のように、”お願いする文章”に変換して言葉に出しています。
親のコミュニケーション能力が試されている気がする
子供って、お母さんを喜ばせるのがすごく好きです。
褒めてもらうのも大好きです。
目を見て話をする、褒めてもらう、頑張りを認めてもらう。
その繰り返しで『自己承認欲求』が満たされ、精神的な成長をしていきます。
いつかは親元から旅立ってもらわないと困るので、自分で考えて行動できる子になってほしいなぁと思っています。
「○○しなさい」を使わずに子供に行動を促す方法あれこれ
依頼する
→「○○やってくれない?」
提案する
→「○○っていう方法もあるで。」「▽▽するのもいいかも。」
頭にちょっと付け加える
→「ごめんやけどこれ、コンセント差してー。届かへん」「悪いねんけどこのはさみ片付けてー、踏んだらアブナイ…」
ゲームにしてしまう
→「さあ風呂入るで!どっちが早く服脱ぐか競争・・・よーいどん!」
2択にする
→「お隣に回覧板持っていくのとうめのうんこ拾うのどっちがいい?」
やってみよう!型
→「このおもちゃでぐちゃぐちゃの部屋、スッキリしてみよっか♡」
クイズ形式
→「はい、ここで問題です。お母さんが怒るのはどれでしょう!
①アイス食べたゴミを片付けていない
②9時過ぎてるのにお風呂入ってない
③汚れた体操服洗濯に出してない
④・・・
慌ててやりだします(笑)。
放置型
→「〇時までに▽▽やっといてくれると嬉しいねんけどなー・・・まぁ、お任せするわ」
などなど
まとめ
いかがでしたか。
全然難しくありません。
友達に話しかけるように話せばいい、と思ってもらえたらわかりやすいかと思います。
お母さんが上からガミガミ怒らなくなったら、子供はお母さんのこともっと好きになります。
お母さんのことがもっと好きになったら、お母さんの喜ぶ顔が見たくなってめっちゃ頑張る、というとても素敵な循環が生まれます。
最近、子供とコミュケーションうまくいってないなぁ、と感じたら、客観的に「子供から見た自分の立ち位置」がどこらへんなのか見直すようにしています。
私自身がそうであるように、「上からモノを言われる」のは子供もいい気はしないんじゃないかなぁ・・・と。
何か参考になったらうれしいです。
最後までお付き合いくださりありがとうございました♡
うにこ
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